Archives
展示一覧:工藤 茂喜
外側がへぎの摺り漆仕上げで
内側は黒漆塗り
φ:26cm h:9cm ¥68,000(税込)
※10/18(thu) Close
工藤 茂喜『へぎ』のうつわ
建築漆工の仕事と併行して、『へぎ』という技法を活かしたうつわを制作している。用にかなう皿や箱、注器等で、木の小口にクサビを入れ、木目に沿って割き、割かれた面を活かした造形には、意表を突く面白さがある。
4年連続4回目の今年は、今までの箱や皿、注器に加え、鉢や花器、片口としても使える平盤タイプが加わる。塗りは黒漆塗りと、摺り漆の組合せ。
86年東京芸術大学大学院漆芸専攻修了。






13×7.5cm H 26.5cm
税込70,000円
※11/30(thu) Close
工藤 茂喜 『“へぎ”のうつわ』
木の小口にクサビを入れ、木目に沿って割く『へぎ』という技法に特化しての作品発表の3回目。04年の初回は「箱」。身と蓋がピタッと吸い付くように合わさり思わず唸った。昨年の2回目は「板」。複数枚の重なりが見事だった。そして3回目の今年は、「箱」や「板」に加え、昨年少しお披露目して好評だった「注器」、更に小さな「卓」等も加わり、拡がりのある構成。
木という天然素材が本来持つ造形に、作家の手が添えられ「用の美」が生まれる。86年東京芸術大学大学院漆芸専攻修了。







『銀波』/22.5×16×高さ7.5cm 100,000円(税込)
工藤 茂喜 『へぎ』のうつわ
木の木口に楔を入れ、木目に沿って木を割く『へぎ』という木材の割裂技法。導管に沿って割けるため狂いにくく丈夫で、仏像の頭部の制作に使われたり、現存する室町時代の民家の床材にも使われているそうだ。割かれた板同士はピタッと吸い付くように合わさる。どんな形に『へがれる』かはその木の素性により、そこに作家の手が添えられ、思いが加わり、思いがけないような作品が生まれる。昨年好評だった『へぎ』箱に加え、今年は積み重ね皿や、片口などアイテムに広がりが出て、更に一層楽しめる内容になった。塗りは漆で、白木のものはオイル仕上げ。86年東京芸術大学大学院漆芸専攻修了。
尚、現在発売中のコンフォルト10月号の連載「さずかりもの、ささげもの」でも紹介しているので、興味のある方はご覧下さい。






工藤 茂喜 『へぎ』箱
樹木の持つ、自然の理を生かした力強い造形。
大小、形状、仕上げ様々なへぎの箱。
お箸もあります。

へぎ─檜などの木材の小口に楔を入れ、木を割ること。導管を断ち切ることが少ないので、狂いにくく、丈夫。「へぎ箱」はその方法で'身'と'蓋'を1木から割り分け、中をくり抜いて作られる。右の写真で上に見えるのは蓋裏で、身に合わせるとぴったり吸い付くように合う。自然の道理に唸る。
作品の完成度は高く、彫刻と工芸のボーダーラインにあると言える。“かたちを素材に預けて、感性で切り取るへぎ箱の制作は、木に内在する力強い動きを具現化する作業”と言う工藤さんは1958年東京生まれ。86年東京芸術大学工芸科大学院漆芸専攻修了。寺院などの建築漆工の仕事を経て、現在は木や漆を素材とし家具、器を木地から制作。公共空間の金箔工事、漆を施した玄関扉などの建築内装工事も手掛けている。





